こんにちは、マイマイです。
今回は、これから創作活動始める人や初心者さん向けに、創作ネーミングの基本的な考え方を4個、作り方のコツを14個紹介します。
小説・絵本・漫画・アニメ・ゲームなどの創作・制作において、ネーミングは重要です。
ネーミングでそのものの雰囲気や個性を作り、その世界観の一端を担うものになるからです。
重要な箇所のネーミングを適当にしてしまうと、違和感を覚え、面白いストーリーもそっちに気を取られ、楽しくなくなってしまいます。
ただ自分オリジナルの創作ネーミングはなかなか難しいと思うので、この記事を通して、ネーミングの考え方と作り方のコツを学んでいただきたいです。
みなさんの創作活動におけるネーミングのヒントになれれば幸いです。
最後まで楽しんでください!
創作活動におけるネーミングの基本的な考え方4選
創作活動におけるネーミングの基本的な考えで、一番大事なことは「忘れらないネーミング」であることです。
一目見て覚え、ずっと記憶に残っているネーミングであることが大事なのです。
その「忘れらないネーミング」を作るための、基本的な考えは以下の4つです。
- 世界観の合ったものにする
- 読みやすい・覚えやすいものにする
- 独自性のあるものにする
- インパクトのあるものにする
ひとつづつ説明していきます。
世界観の合ったものにする
まず、「忘れられないネーミング」を作る上で大事なのは、世界観や設定に合ったものにすること。
世界観に合ったネーミングでないと、違和感が出てきます。違和感が出てくると、世界観に入り込めず、最悪、物語を楽しめなくなってしまいます。
例えば、四大元素「火水土風(空気)」でできている魔法世界で、生活は中世ヨーロッパレベルの世界を舞台にした物語を創作するとします。
そんなとき、現代社会に関係するネーミングを入れ込むと、読者やユーザーは「なんでこの名前にしたんだろう?」という抱かなくてもいい疑問が生まれてきちゃったりします。
なので、なるべく違和感のないように、世界観に合ったネーミングにすることが大事です。
読みやすい・覚えやすいものにする
次に、「忘れられないネーミング」作りで大事なのは、読みやすい・覚えやすいものにするということです。つまり、「耳に残りやすいリズム」のネーミングするのが大事です。
例えば、我が強い性格のキャラクターの名前を考えるとき、
「ガガ」→読みやすく、覚えやすいもの
「ガガッツヨ」→オリジナリティはありますが、「ツヨ」の部分が読みにくく、覚えにくいもの
となります。
また「ガガ」のように、言葉を繰り返すことによって、「耳に残りやすいリズム」を作ることができます。
「モリモリ」、「ドドン」や「ククル」など。
「耳に残りやすいリズム」かどうかは、ネーミングしたものを口に出してみるといいですよ。
オリジナリティのあるものにする
「忘れられないネーミング」作りで大事なこと3つ目は、オリジナリティのあるものにすることです。
いくら「忘れられないネーミング」を作ったところで、どこかで聞いたことのあるようなネーミングだと、読者やユーザーは既存の作品を思い浮かべてしまって、物語に集中できなくなってしまうかも知れません。
ただ、オリジナリティだけを注力しすぎたあまり、世界観に合ってなかったり、耳に残りづらいリズムのネーミングだと、もっと違和感が残ってしまうので注意しましょう。
オリジナリティを出すってなかなか難しいですが、試行錯誤して角度を変えながら、自分独自のネーミングを考えだしたいですね。
インパクトのあるものにする
最後に、「忘れられないネーミング」作りで大事なのは、やはりインパクトのあるものにすることです。
世界観に合っていて、耳に残りやすいリズムで、オリジナリティのあるネーミングであっても、インパクトがなかったら、読者やユーザーの心に残りにくいものになってしまいます。
インパクト感じさせる手法の一つに濁点をつけるといいと言われています。
先述した「ガガ」もその一例です。「カカ」でもいい感じですが、インパクトを感じるのは、「ガガ」です。
さらにインパクトをつけたい場合は、「我が強いキャラクター」なので、例えば、後ろに「強さ」を意味する言葉をつけるのもありです。
「ガガ=ストロング」だと、シンプルに強さをイメージできる名前になりますが、どこかにありそうなネーミングです。
なので、「ストロング」部分をいろんな言語に変えてみます。
- スペイン語:「ガガ=フォエルテ」
- ヒンディー語:「ガガ=マザブート」
- アイスランド語:「ガガ=シュテフクル」
この中で僕は、「ガガ=マザブート」にインパクトを感じました。「フォエルテ」「シュテフクル」とどこか気品高き貴族をイメージして、「我が強い」キャラに合ってないと感じました。
ちなみに、この言語を使うと言うネーミングの作り方は下記で詳しく説明します。
「忘れられないネーミング」を大事に
このように4つのネーミングの基本的な考え方を網羅すれば、「忘れらないネーミング」につながり、読者やユーザーにすぐに認知してもらうことができます。自分の創作コンテンツにのめり込んでもらうための第一歩になることでしょう。
次は、創作活動におけるネーミングの基本的な作り方を紹介していきます。
創作活動におけるネーミングの基本的な作り方のコツ14選
ここでは、創作活動におけるネーミングの基本的な作り方のコツを14個紹介していきます。
- 2つ以上の単語を組み合わせる
- 接頭語・接尾語+単語を組み合わせる
- 言葉を繰り返す
- リズムをつける
- 濁点・半濁点をつける
- 読み方が似た文字に変換する
- 反対から読む
- 語呂合わせをする
- 当て字
- 省略する
- 1文字を除外する
- 1文字加える
- 翻訳する
- アナグラム
ひとつづつ説明していきます。
2つ以上の単語を組み合わせる
まず、創作ネーミングの基本的な作り方のコツは、「2つ以上の単語を組み合わせる」です。
この作り方でできるネーミングは、装備やスキルの名前に多く使われます。
例えば、植物系のモンスター特化に強い、装備やスキルの名前をつけるとします。
植物の英語名「プラント」に「倒す」という意味の「キラー」「スレイヤー」をつけると
「プラントキラー」「プラントスレイヤー」となります。
RPGだと初期に出てきそうな、武器やスキルっぽいイメージですね。
この作り方は、シンプルな方法なので、世界観に合った用語をたくさんピックアップした上で、いろいろ組み合わせると、思わぬネーミングができるかも知れませんね。
接頭語・接尾語と単語を組み合わせる
次の、創作ネーミングの基本的な作り方のコツは、「接頭語・接尾語と単語を組み合わせる」です。
接頭語とは、unhappyのun-など、語の前につけられる要素を指し、接尾語とは、seekerの-erなど、語の後ろにつけられる要素を指します。「un-」は、「〜でない」を表し、「-er」は「人・物」を表します。
例えば、ガブリエル・ラファエル・ミカエルなどの天使の名前には、ほとんど「エル」が入ってます。
「エル(el/イル)」はヘブライ語で「神」という意味で、一神教的な神、唯一神を表します。
つまり天使は、神の力を何らかの形で行使できる存在になるということです。
なので、創作の中で、新たな天使、天使に関連する人物を作りたい場合は、名前の後ろに「エル」をつけるといいです。
先述した「ガガ」なら「ガガエル」、我が強い天使の誕生と思いきや、カエルっぽい名前ですw
イアン(ian)・イオン(ion)をつける
ちなみに、言葉の後ろに「イアン(ian)・イオン(ion)」をつけることによって、ネーミングするものの上位互換っぽい名前になるので、おすすめです。
例えば、「作る(ツクル)」に「イアン(ian)・イオン(ion)」をつけてみると、「ツクリアン」「ツクリオン」となって、どこか作るの上級のスキルっぽい感じに。
また「タブレット」のように小さい「ッ」が入っている時は、「ッ」を省略して、「イアン(ian)・イオン(ion)」をつけてみるといいです。
「タブレティアン」「タブレティオン」と結構カッコ良いひびきになりますね。
「タブレティオーーーーーン!!」と叫びたくなるのも、「イアン(ian)・イオン(ion)」のいいところですw
◆英語の接頭語・接尾語はこちらを参考にしてください
言葉を繰り返す
創作ネーミングの基本的な作り方のコツ3つ目は、「言葉を繰り返す」です。
先述の「耳に残りやすいリズム」の部分でもお話ししましたが、言葉を繰り返すといいリズムでネーミングができます。
例えば、
- 「モモリ」:樹の世界の村の村長をイメージ
- 「ドドンガ」:鉱物できたモンスターをイメージ
- 「モクモク」:煙を発生させて、相手の視界を奪う魔法をイメージ
など、言葉を繰り返す方法は、結構作りやすい創作ネーミングです。
リズムをつける
4つ目のネーミングの基本的な作り方のコツは、「リズムをつける」です。
文字中に、小さいツ「ッ」をつけたり、「ー」で伸ばしたりすると、リズムがついて雰囲気の違うものになります。
既存の言葉を例にして、「ッ」と「ー」をつけてみましょう。
ブログ
- 「ッ」をつける:「ブロッグ」「ブッログ」
- 「ー」をつける:「ブローグ」「ブーログ」「ブログー」
この中で「ブッログ」は読みにくいので、覚えづらくなり、ネーミングとしてあまり良くないですね。
クエスト
- 「ッ」をつける:「クッエスト」「クエッスト」「クエスット」
- 「ー」をつける:「クーエスト」「クエースト」「クエスート」「クエストー」
「クッエスト」「クエッスト」は、読みにくいですね。また「クエストー」は「クエストウ」にすることでより良いネーミングになります。
このように、「ッ」や「ー」を入れることで、リズムが変わり、面白い名前ができます。
濁点・半濁点をつける
5つ目の創作ネーミングの基本的な作り方のコツは、「濁点・半濁点をつける」です。
濁点とは、文字の右上にある点々のことで、ガ行・ザ行・ダ行などの文字がそれにあたり、半濁点とは、文字の右上にある丸で、パ行の文字がそうです。
ネーミングしているとき、もっとインパクトが欲しいと感じたことあると思います。そんな時は、濁点・半濁点をつけると、よりしっくりくるものが出来上がることが多いです。
既存の形容詞を例にして、濁点・半濁点をつけてみます。
濁点
「やわらかい」→「やわらがい」:強めの言葉ができます。
ここから「谷和原ガイ」と言う、キャラクターの名前が思い浮かびました。
半濁点
「はなやか」→「ぱなやか」:少しおっちょこちょいな可愛らしい名前ができます。
ここから「パナヤ化現象」が思い浮かびました。どんな可愛らしい現象なのか、想像がふくらみます。
読み方が似た文字に変換する
6つ目の創作ネーミングの基本的な作り方のコツは、「読み方が似た文字に変換する」です。
「読み方が似た文字」とは、文字をローマ字にしたとき「b」を「v」にすることなどを指します。
つまり、「バビブベボ」の文字を「ヴァヴィヴヴェヴォ」にすると言うこと。
例えば、「バルハラ」を「ヴァルハラ」、「ビンテージ」を「ヴィンテージ」にすると同じことです。
読み方が似た文字の種類は以下のように結構あります。
- k→ky:「カキクケコ」→「キャキィキュキェキョ」
- s→sy:「サシスセソ」→「シャシィシュシェショ」
- t→ty:「タチツテト」→「チャチィチュチェチョ」
- h→f:「ハヒフヘホ」→「ファフィフフェフォ」
- h→hy:「ハヒフヘホ」→「ヒャヒィヒュヒェヒョ」
- n→ny:「ナニヌネノ」→「ニャニィニュニェニョ」
- m→my:「マミムメモ」→「ミャミィミュミェミョ」
- r→ry:「ラリルレロ」→「リャリィリュリェリョ」
- z→zy:「ザジズゼゾ」→「ジャジィジュジェジョ」
- b→v:「バビブベボ」→「ヴァヴィヴヴェヴォ」
- b→by:「バビブベボ」→「ビャビィビュビェビョ」
- p→py:「パピプペポ」→「ピャピィピュピェピョ」
例として「モンスター」で上記のように、文字を変換してみます。
「ミョンスター」「モンシュター」「モンスチャー」「ミョンシュター」「モンシュチャー」「ミョンスチャー」「ミョンシュチャー」
このように変換できますが、使えそうなのは、
- 「ミョンスター」:韓国風のスターっぽい
- 「モンシュター」:モンスターを蹴り上げるスキルっぽい
- 「モンスチャー」:モイスチャーなモンスターバージョン???w
でしょうか。他は読みにくいですね。
このネーミングのコツは、逆も然りです。
「ジャージ」を「ザージ」にするように、「ジャ」を「ザ」に変えるとまた違った雰囲気のネーミングに仕上がります。
このネーミングのコツの大事なことは、変換しすぎに注意です。すごく読みにくいものになっちゃいますから。
反対から読む
7つ目の創作ネーミングの基本的な作り方のコツは、「反対から読む」です。
ネーミングしている最中、しっくりこない場合、反対から読んでみると、また雰囲気が違った感じになります。
SMAPのメンバーの名前を使って、反対から読んでみます。
- 「キムラタクヤ」→「ヤクタラムキ」:東南アジアな雰囲気です
- 「ナカイマサヒロ」→「ロヒサマイカナ」:ロイヤルな太陽?なスキルっぽいです
- 「カトリシンゴ」→「ゴンシリトカ」:密教っぽいですね
- 「イナガキゴロウ」→「ウロゴキガナイ」:海神や龍神が思い浮かびます
- 「クサナギツヨシ」→「シヨツギナサク」:野草や山菜っぽいです
このように、反対から読むことで、違った想像がふくらみます。ただ、このままの言葉じゃ使えないことが多いので、ここから文字を入れ替えたりするといいです。
文字の入れ替えに関しては、最後の「アナグラム」の項目で説明します。
語呂合わせをする
8つ目の創作ネーミングの基本的な作り方のコツは、「語呂合わせをする」です。
語呂合わせと聞くと、「4649(よろしく)」だったり、年号を思い浮かべますよね。
「1192年」:いい国作ろう鎌倉幕府
「1492年」:意欲に燃えるコロンブス
など。あと、元素記号の歌だったり、少し前に流行った亀田三兄弟のお父さんの持ちネタ「3150(最高)」もそうです。
11月22日が「いい夫婦」の日など、記念日も語呂合わせです。車のナンバーを語呂合わせにする人も多いですよね。
ちなみに、アパレルブランド「GU」は「自由」の語呂合わせです。
語呂合わせで、創作ネーミングを考えてみました。
「3892式人型戦闘機」もしくは「三八九二式人型戦闘機」は、宮國博士が開発した機関が使われている人型戦闘機で、量産型と違って、スピードも破壊力も大幅にアップされたものとなってます・・・
このように、機械や兵器などに番号(ナンバー)として使うと面白いです。
創作ネーミングで、語呂合わせを使うときは数字や漢数字を使う場面に、意味を持たせるといいでしょう。
◆語呂合わせメーカー
当て字
9つ目の創作ネーミングの基本的な作り方のコツは、「当て字」です。
当て字は、上記の語呂合わせと似ていますが、主にもともとある言葉に漢字や外国語を当てて変換することを言います。
有名どころで言うと、「よろしく」を「世露死苦」、「おにぎり」を「鬼斬り」などがそうです。
また、漢字や外国語を当てたあと、違う意味も付与することもできます。
「そうじゃないと」に当て字をしてみます。
- 「蒼邪knight」→knightを和訳し、騎士に直して、「蒼邪騎士」:水属性の邪悪な騎士
- 「掃除屋night」→「ゃ」を「や」に直す。掃除屋の夜祭りをイメージ
- 「掃除屋内藤」→裏の世界の暗殺者、掃除屋の内藤さん
など作れます。
順序は逆ですが、音楽の歌詞を聴いて、違う意味に聞こえる「空耳」も当て字と似たようなものです。
この当て字は、創作ネーミングの手法の中では、結構やりやすい方です。
◆KANJI MAKER
省略する
創作ネーミングの基本的な作り方のコツ10個目は、「省略する」です。
「焼酎ハイボール」を「チューハイ」、「コーディネート」を「コーデ」、「バスターミナル新宿」を「バスタ新宿」と言うように、元の名前を略すのも、創作ネーミングの手法の一つです。
省略で、創作ネーミングしてみました。
- 「アルコールインク」→「アルイン」「コールク」「アルコーク」
- 「バトルアリーナ」→「バトアリ」「バトルーナ」「トルアリ」
- 「イッセキニチョウ」→「イセニチ」「セキチョウ」「イッセチ」
「アルイン」「バトアリ」「イセニチ」のように、省略するとき、よく頭の2文字組み合わせで作ることが多いと思いますが、違う省略の仕方も考えると、面白いネーミングになるので、いろいろ試してみてくださいな。
1文字を除外する
創作ネーミングの基本的な作り方のコツ11個目は、「1文字を除外する」です。
「1文字を除外する」とは、一個前の「省略する」と少し似ていますが、言葉の中の文字を1文字抜いてみることです。
「自家焙煎(ジカバイセン)」で1文字を除外すると、
- 「カバイセン」
- 「ジバイセン」
- 「ジカイセン」
- 「ジカバセン」
- 「ジカバイン」
- 「ジカバイセ」
全体的に何かのスキルの名前風になりましたね。
このように、1文字抜くだけでも、十分な創作ネーミングが出来上がりますので、ぜひ試してみてくださいね。
また2文字以上抜いてもいいかもしれませんね。
1文字加える
創作ネーミングの基本的な作り方のコツ12個目は、「1文字加える」です。
1文字加える場所によっては、面白いネーミングになることもあります。
「ジカバイセン」に合いそうな「カ」を加えてみます。
- 「カジカバイセン」→「カジカ=バイセン」:キャラクターの名前っぽいです
- 「ジカカバイセン」→「直庇閃」:自分の隣の味方をかばいながら切る、スキルの名前
- 「ジカバカイセン」→「THEカバ界戦」:カバ世界一を競う大会
- 「ジカバイカセン」→「ジカバイ火箭」:ジカバイ族の火矢
- 「ジカバイセカン」→「ジカバイセ管」:伝説の配管工ジカバイセが開発した水道管
- 「ジカバイセンカ」→「直灰戦火」:戦争中、足元で、灰をともなって起こる火
また、2文字以上加えるのも、また違った印象になりそうです。
翻訳する
創作ネーミングの基本的な作り方のコツ13個目は、「翻訳する」です。
何か意味のある言葉を使いたいけど、日本語だとわかりやす過ぎるなと感じたときなどは、言葉を外国語に直すのも。創作ネーミングの手法の一つです。
翻訳するのは、英語でもいいですが、聴いたことある単語が多いと思うので、他の言語を調べてみると思わぬ読み方で、面白いネーミングが作れます。
「人間」を翻訳してみます。
- 英語:human being(ヒューマンビーイング)
- イタリア語:il mondo(イ・モンド)
- ウクライナ語:світ(スィビット)
- スペイン語:el mundo(エルムンド)
- ドイツ語:der Welt(デヴェット)
他の言語でもいろいろ翻訳できますが、聴いたことない読み方なので、かっこいいですよね。意味を持った大人数の名前を考えたいときは、いろんな言語の単語名を使うのも手です。
◆DeepL翻訳ツール
https://www.deepl.com/translator
アナグラム
創作ネーミングの基本的な作り方のコツ14個目は、「アナグラム」です。
アナグラムとは、単語や文章の中の文字を入れ替えて、全く別の意味の言葉にする遊びです。
歴史は古く、古代ギリシアやローマ時代から知られ、中世ヨーロッパで盛んに行われていたそうです。
日本語だけでなく、ローマ字やさまざまな言語で使えるので、いろいろ考えてみると面白いです。
以下はウィキペディアからの引用です。
英語のアナグラム
- anagrams = ARS MAGNA (アナグラム=偉大なる芸術(ラテン語))
- Statue of Liberty = built to stay free (自由の女神=自由でありつづけるために建てられた)
- Christmas = trims cash (クリスマス=現金をすり減らす)
- astronomer = moon starer (天文学者=月を見つめる者)
- astronomers = No more stars. (天文学者たち=星はもうたくさん)
- conversation = Voices rant on. (会話=大声で騒ぎ立てる)
- desperation = A rope ends it. (絶望=一本のロープがそれを終わらせる)
- contaminated = NO ADMITTANCE (汚染された=立入禁止)
- dormitory = dirty room (学生寮=汚い部屋)
- narcissism = man’s crisis (ナルシシズム=男性の危機)
- one plus twelve = two plus eleven (1 + 12 = 2 + 11)
- canoe = ocean (カヌー = 海)
日本語のアナグラム
引用元:アナグラム
- アナグラム→グアム・奈良(先述にもある)
- ウィキペディアン→北京で言い合う(ペキンディィアウ)
- 女子同士→宍戸錠
- 豚が座らん→菅原文太
- 釜と釣竿→松坂桃李
- 老後、長生き→稲垣吾郎
僕も考えてみます。
- 「やさしい」→「シャイさ」
- 「メンタリスト」→「メトリスタン」→「妻鳥スタン」:キャラクター名
- 「キンエンパイポ」→「ポンパンイエキ」→「ポンパンイ駅」
世界観や設定を作らず例を作るの難しいですねw
アナグラムするとき、濁音や半濁音などは自由変換できます。例えば、「バ」は「パ」「ハ」に変換しても大丈夫です。
◆アナグラム自動生成ホーム
まとめ:創作活動におけるネーミングの基本的な考え方と作り方のコツ18選!
最後におさらいをしましょう。
創作ネーミングの考え方4選
- 世界観の合ったものにする
- 読みやすい・覚えやすいものにする
- 独自性のあるものにする
- インパクトのあるものにする
創作ネーミングの作り方のコツ14選
- 2つ以上の単語を組み合わせる
- 接頭語・接尾語+単語を組み合わせる
- 言葉を繰り返す
- リズムをつける
- 濁点・半濁点をつける
- 読み方が似た文字に変換する
- 反対から読む
- 語呂合わせをする
- 当て字
- 省略する
- 1文字を除外する
- 1文字加える
- 翻訳する
- アナグラム
今回紹介した創作ネーミングの考え方と作り方のコツが、みなさんの創作活動のヒントになってくれたら嬉しく思います。