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ドアレスアートオキナワ主催!第二回NEXT DOORシンポジウムに行ってきました!

CULTURE
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こんにちは、マイマイです。

土砂降りの中、びしょびしょになりながら、歩いて帰ってきましたw

本日、2023年9月17日(日)、新報ホールで行われた、ドアレスアートオキナワ主催、第二回NEXT DOORシンポジウムにお話を聞きに行ってきました!

第一部は、俳優であり、一般社団法人Get in touch代表の東ちづるさんの基調講演、第二部は、東さん他、障がい者アートに携わる5名によるディスカッションでした。

今回は、その様子や感想を書いていきます。

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第一部ドアレスアートで「まぜこぜの社会」を目指す〜企業とコラボ!!〜

俳優で、一般社団法人Get in touch代表の東ちづるさんの基調講演が第一部でした。

まず、東さんが登壇されたとき、印象に残っているのは、変わらずお綺麗でハキハキしゃべっている姿が懐かしく思えました。

特に80〜90年代、ドラマやバラエティで活躍されている姿、よく拝見していたので、お話聞けたことにすごく感動しました。

また、障がい者アートやマイノリティに関する活動をやられているの知らなかったので、新鮮な気持ちでお話聞けました。

一般社団法人Get in touch

一般社団法人Get in touchさんのコンセプトは以下です。

いまの日本には、生きづらさを抱えている人がたくさんいます。
障害、病気、国籍……。“ちがう”ということがハンディになる、現実があります。
そのことが明らかになったのが、3.11東日本大震災でした。
社会が不安に陥った時、マイノリティがますます追い詰められてしまう……。
そんな、成熟していない社会は不安です。
「どんな状況でも、どんな状態でも、誰も排除しない、されない社会で暮らしたい」。
そんな思いを胸にスタートしたのが「Get in touch」の活動です。

“ちがい”をハンディにするのではなく、
特性としてアドバンテージにできる、“ちがい”をおもしろがる社会がいい。
すべての人がもっと自然に、もっと気楽に、もっと自由に暮らせる「まぜこぜ」の社会はきっと作れる。
Get in touchでは、アートや音楽、映像、舞台を使って、楽しく居心地のよい空間をつくることで、
まぜこぜの心地よさをPRしていく活動を行っています。

音楽や、アートは、さまざまなちがいを超えて、わたしたちをつなげてくれます。
ひとりで見る夢は妄想に過ぎないかもしれませんが、みんなで見る夢は現実になる。
この言葉を呪文のように唱えながら活動をしています。
ぜひ、一緒に現実にするべく、アクションをよろしくお願いします。

一般社団法人 Get in touch理事長/東 ちづる

引用元:一般社団法人Get in touch

上記のコンセプトの中で、「“ちがい”をハンディにするのではなく、特性としてアドバンテージにできる、“ちがい”をおもしろがる社会がいい。」という、おもしろがる社会というのが、ヒットしました。

全員が全員そうではないと思いますが、当事者である僕たちは「障がい」というくくりの中にあり、その壁にはばまれているところがあります。

今はまだ、一般的な社会とは少し違うところにいると考え、いつか社会に出たい、戻りたいと考えている人も少なくありません。

しかし、そもそも今の社会と、僕たちが存在できている場所とは、地続きであり、同じでなきゃダメなんですよね。

東さん及び、Get in touchさんが掲げるおもしろがる社会が、一般的、それが普通の社会だったら、僕たちは疎外感を感じなくて済むんでしょうね。

僕は、ずっと自分の存在意義がどこなのか、なんなのか模索しています。僕がドアレスアートオキナワさんに所属したのは、自分の存在意義を確かめるというところもあります。

自分の絵が誰かの心に残り、誰かの手元に絵が渡ることができたら充分で、自分のかたわれである絵で自分の存在を意識させてくれます。

その他、Get in touchさんは、スターバックスさんや新宿のホテルなどの企業と障がい者アートをつなげたり、いろいろなイベントなどの活動も行なってます。

スターバックスさんの常設展示

スターバックスさんの店舗44カ所には、常設で障がい者アートを飾っているようです。全国の福祉施設に掛け合って、アートを発掘し、集め、それらを東さんたちがキュレーションして、スターバックスさんの店舗に飾っているようです。

スターバックスさんの店舗にはそれぞれコンセプトがあって、それに見合うアートじゃないとダメという提案も受け入れ、アート制作している人に頼んでいるんです。普段、自分のタイミングでしか絵を描かない人も、「スターバックスさんなら、描きます!」という意気込みで描いて、作品が出来上がっているとのこと。

もちろん、美術館やギャラリーに飾られるのも嬉しいですが、不特定多数の人に見てもらえ、一般社会の一部であるスターバックスさんに飾られるのは、この上ない幸せですよね。存在を認められた気分になります。

そんな活動をしている、東さん及びGet in touchさんはすごいなと思いました。

10月6日はWarm Green Day

10月6日は「世界脳性まひの日」で、Get in touchさんでは、「Warm Green Day」とネーミングしたようです。

この日は、みんなで一緒にグリーンに染まって、脳性まひについて考えてもいいかもしれませんね。

イベントがあって、生配信もやるみたいなので、みなさんそれぞれで見ましょう。

ちなみに、去年のイベントはこちらから見られます。

とにかく、東さんのお話はめちゃくちゃ面白かったです。30分しか時間がなかったので、聞き足りなかったです。今度また登壇に来られた際は、聞きに行こうと思います。

第二部障がい者アートに関する県内と県外交流について

登壇されたのは、以下の5名です。

  • 一般社団法人 Get in touch代表 東 ちづるさん
  • haishopブランドマネージャー 和田奈央さん
  • 県立太平特別支援学校 美術教師 与儀俊介さん
  • ホテルアンテルーム那覇 キュレーション担当 崎原未帆さん
  • ドアレスアートオキナワ 代表理事 呉屋マリヤさん

呉屋さん司会のディスカッションでした。

メモなどしてなかったので、全部覚えてないのですが、その中でも印象的だったのが、太平特別支援学校の美術教師与儀俊介さんのお話。

生徒一人一人と向き合い、生徒の好きなもの得意なものを探し出し、見つけ、生徒それぞれの持ち味を引き出す教育をしているのに感動しました。

美術やアートが好きになるかどうかは、美術室の中で起こると話されていましたが、確かに思い当たる節がありましたね。

僕は、テーマに沿って好きで描いていた絵を当時の美術教師に否定されたのを思い出しました。僕にとっては、今まで描いてきたことのないタッチができたことで楽しんでいたんですが、違う絵にしろと言われたのはショックが大きかったです。

そこから10数年、絵に触れなかったでしたね。絵が嫌いになったわけじゃなかったのですが、触れるのが怖かったんだと思います。否定されそうで。

30年前ぐらいは、まだまだ障がい者や変わった者をただそうとする、同調圧力の傾向が強かったので、とても生きづらかったのを覚えています。

小中学時代、与儀先生みたいな人に出会いたかったなと感じたお話でした。

その他、みなさん障がい者アートとの向き合い方がポジティブで、障がい者や健常者とか関係なく、ひとつの社会を目指しているのが素敵でした。

そういう社会にしていきたいですね、本当に。

質疑応答で質問したかったこと

最後の質疑応答の時点では出てこなかったのですが、さっき出てきた質問です。後出しジャンケンみたいで恐縮ですがw

「フィーチャーされて、取り上げられるアーティストもいれば、ずっと取り上げられないアーティストもいます。そんな人はどうしたらいいのでしょうか?」

東さんは、オーディションと同じように、そのときその役にあった人が選ばれるだけであって、自分が否定されているわけではないとおっしゃってましたが、ずっと取り上げられないアーティストや絵でしか自分を表現できない人はどのようにすればいいのかな?どのようにモチベーションを保てばいいのかな?と思いました。

絵やアートで自分を表現できること自体幸せだと思うのですが、石の上にも三年というように根気よく待てばいいのでしょう。ただ、モチベーション保つの難しいなと感じます。

なんかいいアドバイスあったら、教えて欲しいなと思いました。

いつかどこかでまたお会いできたら、みなさんにお聞きしたいなと思ってます。

リンク

最後に

このシンポジウムに参加できてよかったです。いろいろ活動されている方はまだまだいっぱいいるんだなと思いました。

今日話されていた方々にはなかなか出会うことがないので、新鮮な気持ちでした。

純粋に前線で活躍されている方々のお話聞くのが面白いというのもありましたし。

僕には何ができるのだろう?

今日のお話を聞いて、「僕も何かしたい!」というのが率直な感想というか、感じたことです。

これからも自分の存在意義を考え、探す旅に戻ります!